「WE21ジャパンかながわ」様からのご寄付金寄贈のご報告

 

 HFPFAN3jrは共同で、2012年2月から、マリのNGO「ベンカディ」が運営する職業訓練校にオリジナル製品を発注し、日本で販売するという支援プロジェクトを継続してきました。

これは、緊急事態のみの一方的な支援ではなく、マリの人々とパートナーとして協力し合い、互いの活動を継続して行くことを目的に始められたプロジェクトです。

 

昨年の2013年末には、このプロジェクトを評価して下さった「WE21ジャパンかながわ」様から、61100円のご寄付、募金をいただきました。

 

ご寄付金の運用について、その後、ベンカディの講師の方々、HFPFAN3jrメンバーと話し合った結果、ベンカディの授業で使用する教材用の生地を購入し、学校に寄贈することに決定いたしました。

 

そして、昨年の「WE21ジャパンかながわ」主催の「貧困をなくそうWE講座」にも参加させていただいた、FAN3jrHFPのメンバーである私、高橋が、2014年3月にマリに渡航する機会があったので、メンバーを代表し、ご寄付いただいたお金をベンカディに届け、講師の方々と共に生地を購入し、寄贈して参りました。

 

 

ベンカディは、マリの中央部に位置する、ゆったりと雄大な流れが美しいニジェール川沿いの「水の都」と呼ばれるセグーという街にあります。漁業と陶器の製造が主な産業ですが、マリ最大の繊維工場であり、国内外でも圧倒的なシェアを誇る「コマテックス」の工場があることでも知られています。

 

ベンカディでも、コマテックスで働いていた方が講師として指導にあたっており、毎年、卒業生の何人かはコマテックスに就職しています。

自国の産業が少なく、失業率の高さも問題視され、安定した職業を確保するということが難しいマリにおいて、国内最大の繊維会社に勤めるということは、生徒にとっては大きな希望であり、ベンカディとしてももちろん、生徒の進路として重要視しているようでした。

 

今回の寄贈用の生地もコマテックスで購入したのですが、会社側からもベンカディの活動にご理解をいただき、特別に安価な値段で生地を譲って頂きました。また、通常は、業者や取引先しか、コマテックスの倉庫に入ることができないのですが、以前コマテックスに勤めていたという講師の方の取り計らいもあり、購入の際には、直接会社の倉庫に赴き、講師の方と一緒に生地を選ぶことができました。

WE21ジャパンかながわ」様からご寄付いただきました61100円は、マリのお金ではおよそ250000CFA2014年3月現在のレート)。丁度、この金額で、学校の授業で教材として使用する半年分にあたる量の生地を購入することができました。

生地を選ぶ最中、ベンカディの卒業生であり、現在コマテックスで働いているという女性も挨拶に来てくれ、講師となつかしそうに再会を喜ぶという場面もありました。

 

10キロもする生地を購入後、それを講師のバイクに積んで(!)、そのまま学校に移動し、生地の受け渡しを行いました。

その日は、ベンカディの校長先生は、親戚のご不幸のため不在予定でしたが、私が訪問することを知ってわざわざ出発の時間を遅らせて出迎えて下さり、

HFPFAN3jr、そしてご寄付いただいた「WE21ジャパンかながわ」の皆様への感謝の気持ちを、丁寧に伝えて下さいました。

 

学校の様子は、写真で見ていたよりも生徒の数はずっと増えていて、笑顔が絶えない賑やかな雰囲気でした。学校は3年制となっていて、一年生から順番にクラスを見学させて頂いたのですが、1、2年制はノートの切れ端や、穀物用の袋等を使って練習しており、実際に、布を使うことができるのは3年生からのようでした。生徒達はとても授業に熱心で、講師からの指導をうけるために次々と作業を進めている姿が印象的でした。

 

クラスの生徒は、10代の女の子から子どもを背負っている母親まで、年齢は様々。中には、自分の子どものためにスリングを縫っている女性もいて、縫製というスキルが彼女達にとって、いかに生活と直結し、必要な技術であるかを伺うことができました。また、授業では、縫製技術だけではなく読み書きも習うことができるプログラムとなっていて、縫製の手順や長さの単位等が全て、黒板に書き出されていました。

募金のために、生地購入のコーディネートや学校訪問のアテンドをしてくれた講師のマー先生は、ベンカディの卒業生でした。ベンカディで働くことは、もちろん収入のためでもありますが、自分がベンカディで学んだことを多くの女性たちに伝えたいから、というのが働いている理由だと話してくれました。

 

マリでは、女性の識字率が18.8%2010INSTATのアンケート)と、とても低いのですが、その理由として、マリではまだ女性の権利が広く認知されていないということが挙げられます。現在でも、マリでは女性の相続権や土地の所有権も認められていません。女性は家事労働の負担が多く、女子は母親の手伝いで学業を犠牲にするため、社会進出もその時点で阻まれてしまいます。女性が、読み書きを覚え、縫製等の技術を獲得し、仕事に就き、現金収入を得ることができれば、配偶者に頼ること無く、自分の手で食料や家族に必要なものを購入することが可能であり、それは、子どもや家族全体の栄養改善にも繋がります。そして、家庭内で自立することができれば、社会における女性の地位向上のチャンスにもなります。

 

今回の生地の寄贈は、学校の運営維持のため、そして、より多くの生徒が安心して学校に通うことができる可能性を広げることに貢献できたのではないかと思われます。

 

これがベンカディの生徒達、講師の方々への励みとなり、一人でも多くの女性が縫製の技術を生かし、自立した生活を送ることを期待すると同時に、日本で彼女達の作ったオリジナル製品を販売することで、より多くの人々が、製品を通してベンカディの女性達のこと、マリの状況を知り、アフリカへの理解を深めるきっかけとなることを願っています。

 

文責:高橋礼子

セグーの街を流れるニジェール川
セグーの街を流れるニジェール川
まるで海のように雄大なニジェール川
まるで海のように雄大なニジェール川
まずはベンカディの先生と生地を購入
まずはベンカディの先生と生地を購入
NGOベンカディが運営する職業訓練校
NGOベンカディが運営する職業訓練校
クラスの年齢も様々
クラスの年齢も様々
紙袋でパターンを練習
紙袋でパターンを練習
ミシン縫いは、まずはノートで練習
学校代表として3年生の生徒達に生地を贈呈
学校代表として3年生の生徒達に生地を贈呈

 

オリジナルグッズの縫製を通じた紛争後の生活支援プロジェクト報告

 

(ハーモニーフォーピースとファンサバジュニアによる共同プロジェクト)

 

 

 

第一期 20132月〜20141

 

 

 

 

背景 20123月、マリ共和国で突然クーデターが起こり、紛争に発展しました。その状況を憂慮した日本の有志が20132月ハーモニーフォーピース実行委員会を立ち上げました。以来、青少年に音楽文化体験活動を行なっているNPO、ファンサバジュニアと共同で音楽やアートで平和を訴えるイベントや講演会を開催しイベント等での出展を通してマリの状況、アフリカへの理解を訴えています。支援プロジェクトとして、マリの職業訓練校にオリジナル製品の縫製の発注を始めました。 一方的な支援ではなく「仕事をお願いする」という活動方法仕事をする人が自立し、人としての尊厳を守り、未来への希望を持つ事につながります。そして、自分自身が仕事で得られた収入家族の食事、健康、衛生環境等の改善、学校への復学などに直結し、たとえわずかでも大きな効果が期待できます。

 

 

 

内容と現状 20139月には新大統領が就任し、首都バマコを含む南部は人々の生活も徐々に落ち着きを取り戻しています。しかし、人々がすぐに元の生活に戻るのは容易ではありません。

 

 

 今回WE21ジャパンかながわ』様よりご寄付、募金頂きました61,100はマリの女性が学びながら仕事を得る上で非常に大きな力となります。紛争により仕事がなくなり授業料が払えない為に、殆どの生徒はやめてゆきました。ところが、このプロジェクトがはじまり、まだ2回しか発注をしていないにも関わらず、生徒が大勢戻って来たのです。この状況は生徒の“学校を続けたい”と言う熱意と、このプロジェクトに対する期待の大きさがうかがえます。

 

 

 今回のWE21ジャパンかながわ』様よりのご寄付が、さらに継続的な仕事の発注に繋がり、これは生徒にとっても、教師にとっても非常に大きな励みとなっています。みなさまの暖かいご支援に心から感謝申し上げます。

 

 

 

 

61,100円で出来る事

 

 ★職業訓練校の授業料に換算すると、約32名が1ヶ月学校に通う事が出来ます。

 

 ★箸袋(マイ箸ケース)やバンダナなど、約160点の縫製を職業訓練校の生徒に発注する事ができます。

 

 

写真:上から順番に

 

*HFP(FAN3jr共催)の活動説明

 

プロジェクト開始頃の教室の様子。殆どの生徒が辞めてしまい、使われなくなったミシン

 

プロジェクトの継続により多くの生徒が戻ってきました。

 

 

FAN3jr  http://fan3jr.jimdo.com/         

Harmony for Peace http://harmonyforpeace.jimdo.com/

 

●2013年8月現在、国外避難民約17万3500人(UNHCR)、国内避難民約35万3000人 (マリ共和国人口移動委員会)が未だ、以前の生活に戻る事ができない状況です

 

(報告、以上)

 

 

 

【セネガル物語vol.5(2013.11.23)出展のご報告】

(*ハーモニーフォーピースの報告を共有しています)


 Harmony for PeaceはFAN3jrと共同でAFRICULTURE主催のイベント『セネガル物語vol.5』に出展しました。このイベントでは、午前中は太鼓とダ ンスのワークショップが行われ、午後には初の試みのパネル・ディスカッション、そしてアフリカ音楽コンサートと1日を通して幅広く楽しめる内容でした。

 私達は物販とパネル・ディスカッションで参加し、お客様や他の出展団体と交流をして来ました。Harmony for Peaceとしては経験のないシッカリしたホールで行われたパネル・ディスカッションにおいては、これまでの活動や目的などを話す時間を頂き、たどたどしいながらも団体としての思いを話させて頂きました。

 私達の他にもリユース・リサイクル等で環境破壊や貧困に関する支援を行っている『WE21ジャパンかながわ』さん、セネガルの子供達の教育を支援する 『バオバブの会』さん、FGM(女性器切除)廃絶を求めるアフリカの人々を支援する『FGM廃絶を支援する女たちの会』さんの話もあり、とても勉強になる 時間を過ごすことが出来ました。そして、他のボランティア団体の活動を知り、自分たちの活動を違った視点から見られるようになる事が、とても大切なのだと 感じました。

 パネル・ディスカッションで小難しい話が1時間ほど続いた訳ですが、アフリカのイベントと言えばやはり音楽。激しい太鼓のリズムとダンスが繰り広げら れ、朝は暖房を入れたいと思ったほど寒かったホールが熱気でムンムンするほど盛り上がり、楽しげな表情で帰路に着くお客様が印象に残るイベントでした。
                        2013.11.24 文責:玄太

 

 

 

we21ジャパン かながわ主催      貧困をなくそうキャンペーンWE講座

2013年9月13日に開催された

「WE21ジャパン かながわ」主催の”貧困をなくそうキャンペーンWE講座”で 

『マリ共和国を知ろう』

という講座が開催されました。

 

TEPCUMAのMamadou Doumbiaさん、FAN3jrとHarmony for Peaceで講座を担当させていただきました。


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○マリで起こった紛争の経緯、そして、その影響で多くの方が生活基盤を失ったり、収入の道が途絶えていること

○新大統領が就任し、安定への道を歩み始めたが、さらに和平合意の破棄のニュース、自爆テロ攻撃のニュースでマリの人々は非常に心配していること

○マリ人は本当に平和な”環境”を求めている。

○紛争が起きた事で、これまで計画し、進めて来たビジネス計画、同胞の支援プロジェクト等も全て再開の見通しがたたない。

○一方的な援助ではなく、仕事の発注などによる対等かつ継続的な関係、お互いを尊重し合える関係が、生活基盤を再構築するサポートに繋がるのではないか

○現地の人が仕事を得る事は貧困から抜け出す第一歩。特に、女性が仕事を得る事で、家族の食料(=健康)、教育分野など、こどもへの直接的なサポートにつながる。


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などの話を、FAN3jr/Harmony for Peaceから全体を説明し、マリ人であるママドゥからマリ人としての声を伝える、という形ですすめさせていただきました。

 

母親が収入を得ると、子どもの栄養(食料)状態、ひいては、家族みんなの健康状態を改善する、とよく言われます。

 

個人が仕事を得る事は社会全体の貧困をなくす第一歩ではないでしょうか。

 

このような活動をご理解頂き、多くのオリジナルグッズ(マリの職業訓練校の生徒に発注した製品)を沢山の方にご購入頂きました。

 

また話が長くなり、ママドゥのコラの演奏が少し短くなってしまい、楽しみにしていて下さったみなさま、大変申し訳ありませんでした。終了後、どこで演奏が聴けるかと何人もの方からお問合せ頂きました。ママドゥは以下の場所で毎週演奏している予定です。時折地方へいったりして演奏の無い紐ありますので、お店にご確認下さい。

 

♪毎週木曜日:JR浜松町駅   アフリカンレストラン カラバッシュ

♪毎週金曜日:東横線中目黒駅 エチオピア料理レストラン クイーンシバ

 

これからも、マリの動向に注目して下さいますようお願いいたします。そして、みなさまのご支援と、マリに心を寄せていただいた事に心から感謝申し上げます。


              報告・文責:土屋

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アフリクンダ/コードデュモンド vol.2
ご参加下さいました皆様へ

おかげさまで3日間のプログラムは
無事に終了しました。

ご参加下さったみなさん、本当にありがとうございました。

3日間で乳児から社会人迄、
のべ79名(内社会人40名)のご参加を得、
小さい人から大きい人まで、講師と共に
アフリクンダ、ひとつの家族になって、西アフリカの音楽文化を
体験していただけたと思います。


特に、体験した事を皆さんの前で披露して下さった方々、
素晴らしい発表をありがとうございました。

技術や経験に関わり無く、
仲間や講師と共に奏でたハーモニー(ステップも含め)は他のみなさんにも
楽しく伝わりました。

この機会がみなさんの自信につながり、
さらにアフリカ、世界の人達と理解し合える世界へ繋がる事と思います。


今回はお知らせが直前となってしまっため
スケジュールが合わなかった方も多かったと思いますが、
今後もイベントのご案内をお知らせいたしますので、
周りの方へもお知らせ頂ければ嬉しいです。

準備や運営面で至らない点も多々あり、ご迷惑もおかけいたしましたが、
改善を重ね、よりよい機会にしたいと思いますので
今後ともTEPCUMA/FAN3jrの活動へのご参加とご協力をお願い申し上げます。

また、ご参加いただいた皆様の感想やご意見をお寄せいただければ嬉しく思います。

午後の青少年クラスでは、時に、慣れない体験に戸惑い、
投げ出したくなる場面もありました。
それでも、講師や仲間の励ましで最後迄参加し、発表会にのぞみました。

どのクラスの参加者のみなさんも一様に、終わった後は、清々しく、
キラキラ喜びいっぱいの表情をされていたことがとても印象的でした。
そして、どのクラスからも、終了後、『楽しかった!』という、嬉しいご感想も直接いただきました。

主催者として、皆様の笑顔に出逢えたことが、このイベントの意義そのものと実感しております。

既にセネガル、マリ、アフリカとの関わりのあるかたも、そうでないかたも、
この3日間の体験が楽しい思い出となり、それぞれのアフリカとの関わりが更に広がり、
深まってくれたらとても嬉しく思います。

皆様が、今回の体験を、この夏の良き思い出として持ち帰り、今後も継続してより多くの人達と
その楽しさを分かち合って頂ければ何よりと存じます。
改めまして、お礼を申し上げます。ありがとうございました。


尚、報告として3日間の写真をHPとfacebookに掲載する予定ですが、
一旦参加者の皆様に写真掲載のご了解を得たく、整理中ですので
しばらくお待ちください。

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FAN3jr/TEPCUMA
http://fan3jr.jimdo.com/
fan3jr@gmail.com
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